第十四話【魂の道へ】

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「頭ガチガチの理系男子が、覚醒して宇宙の真理を悟り、ヒーラーになった話」

 

第十四話 魂の道へ

【前回までのあらすじ】

出口の見えない日々の中、ある夜、僕は2つの光に進む体験をしました。
言葉を超えた慈悲と慈愛のエネルギーに包まれ、ここから新しい道が始まろうとしていることを、徐々に体感し始めていました。

【魂の道へ】

ひーくんの容態は、相変わらず不安定でした。

感染症の症状を抗生剤で抑えては、少し良くなり、また悪化する。
改善と悪化を、何度も何度も繰り返していました。

その姿を見ていることしかできない自分に、強い無力感を覚えました。

先生方も、状況が非常に難しいため、はっきりとしたことは伝えられない、という感じでした。

そんな中、ひーくんは、もうすぐハーフバースデーを迎えようとしていました。

生後半年。
こんなに小さな体で、懸命に生きていました。

三歳の娘は、ICUに入ることができず、弟に会えないことをとても寂しがっていました。

そのことを伝えると、看護師さんが特別な配慮をしてくださいました。

僕と娘がICUの外の窓に立ち、妻がICUの中でひーくんを抱き、窓越しに記念撮影をすることになったのです。

娘は無邪気に笑い、窓の向こうの弟に一生懸命話しかけていました。

その姿を見ていると、胸の奥がじんわりと温かくなりました。

写真も全然うまく映ってなかったのですが、貴重な家族写真です。

正直まだ、この先の不安や恐怖が消えたわけではありません。
でも、「今ここにある幸せ」に、はっきりと気づけるようになっていました。

本当に、何でもないことが、とてつもなく尊いものに感じられるようになっていたのです。

僕はこの数か月、自分の認識が変わったことで、周りの世界がまるで別のもののように感じられる体験をしていました。

これはいったい何なのか。
偶然なのか。
思い込みなのか。

それを確かめるように、僕はこの自分に起きた現象について調べ始めました。

YouTubeで潜在意識について学び、本を片っ端から読みました。

そんな中、ある一冊の本を読んだとき、僕の内側からはっきりとした魂の声が湧き上がってきました。

声が聞こえたというよりも、最初から知っていたことを思い出した、そんな感覚に近かったです。

その本には、波動調整について書かれていました。

西洋医学のように投薬や手術によって直接アプローチするのではなく、エネルギーのレベルから状態を整えていくという考え方でした。

それを読んだ瞬間、僕の中で何かが完全に一致しました。

これだ。
僕のやることは、これだ。

こんなにも腑に落ちた感覚は、これまで一度もありませんでした。

目の前に、光の道がすっと広がったような感覚でした。

そこから僕は、瞑想をし、イメージングをし、気を感じ、チャクラやオーラなどエネルギーに関することを、ものすごい勢いで学んでいきました。

正直、とても難解でしたが、熱中して学んでは自分で検証するということを繰り返していきました。
ですが、本山博さんの本や、バーバラ・アン・ブレナンさんの本は、僕にとって大きな道しるべとなりました。

理論と体感が、少しずつですが結びついていったのです。

ひーくんは、心臓だけでなく、胃腸や肝臓にもかなりのダメージがありました。

長期間の低酸素状態や、強い薬の影響もあったのでしょう。

腸はとても弱く、少しのことで炎症を起こし、肝臓の数値もなかなか安定しませんでした。

ひーくんの身体のエネルギーの流れを確認してみると、心臓だけではなく、胃腸と肝臓のあたりに、重く滞ったような感覚を感じました。

面会のたびに、静かに呼吸を整え、意識を向け、そこに気を送る。

それを、継続していきました。

正直、これが本当に効果があるのかどうかはわかりませんでしたが、
でも、やめようとは思いませんでした。

それが、今の僕にできる、唯一のことだったからです。

すると、少しずつ変化が現れ始めました。

炎症反応が、以前のように急激に跳ね上がらなくなってきたのです。

抗生剤を使っては悪化し、また変えては悪化する。
そのループが、ゆっくりと緩み始めました。

主治医の先生も、状態は安定してきていると話してくださいました。

そして、ある日。

感染症が落ち着いてきた、今。
半月後であれば、手術に踏み切れる可能性がある。

ただし成功率は極めて低いとのこと。

限界の中、このまま投薬を続けていくのか、望みをかけて手術をするのか。

選択は僕たち次第ということでした。

正直、すこしでもひーくんが長生きできる可能性があるなら手術に進みたい。

でもリスクは非常に大きい。
それでも、タイミングは今しかないかもしれない。

正直怖さはありました。
でも、それ以上に、流れが動き始めたことを感じていました。

僕たちは手術をすることを決断しました。

そして、いよいよ目標だったひーくんの手術の準備が着々と進み始めたのです。

次回
ついに手術のとき

それは12時間以上にも及ぶ大手術だった。。

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