第二話【自分の道】

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「頭ガチガチの理系男子が、覚醒して宇宙の真理を悟り、ヒーラーになった話」

第二話  自分の道

【前回までのあらすじ】

高校一年生の時に課外授業で訪れた老人ホーム。そこの入居者であるご婦人から、突然お告げを受けた僕。

それは自分の使命に関すること。ただ突然のことで何のことかさっぱり理解できず。。。

高校生と言えば、自分の今後の人生を決めていくうえで重要な期間。

僕は、自分がどのような道に進むかを決断していくことになる。

【第二話】

僕は日本アルプスの山嶺、麓にある小さな村で生まれ、自然に囲まれて育ちました。

家は山の麓に立っており、村の景色が一望できるような場所でした。

360度山に囲まれている場所です。

グーグルマップで自分の家を見ると緑一色のような場所に家があるような場所です。

ポツンと一軒家という番組がありましたが、それで取り上げられてもいいかもしれません。

山のさらに向こうには雪を被った日本アルプスが見えます。

家には山から水を引いており、大きな石甕に山の自然の水が溜まっており、その水を飲んだり、そこにじいちゃん、ばあちゃんが育ててくれた野菜などを良く入れて冷やしていました。

僕は幼いころから山や水辺で遊ぶのが大好きで、いつも一人で山や近くの小川に遊びに行っては、木や花、虫やカエル、鳥等の生き物と対話して遊んでいました。

小学校の時のあだ名は虫博士笑。

学校の授業の一環で自然を散策するような授業の時はいつも虫の名前や植物の名前を友達から聞かれていました。
虫図鑑が好きで、学校の図書館にあったファーブル昆虫記を読んでいました。
ファーブルの描く絵は、例えばシイタケの笠の裏側の線も忠実に一本一本書いているように、非常に精巧で、かつ昆虫を独自の視点で観察しており、非常に興味を惹かれるものでした。

僕も絵を書くのが大好きで、将来はファーブルのようになりたいと考えていました。

幼いの頃は、人付き合いが得意ではなく、極度の引っ込み思案。

人の考えていること、感じていることがわかるので、それによって自分も同じように感じてしまって苦しくなったり、歴史的な悲惨な出来事や悲しいニュースに同調してしまって極度に落ち込んだり、周りを気にして自分よりも他人を優先させるような子供でした。

他の人から見たらなんでそんなことで?と思うようなことに色々と感じてしまって非常に生き辛さを感じていました。

例えば食べ物を粗末にしている同級生を見ると、その食べ物を作ってくれた人たちがどう思うのか、悲しくて残念に思うだろうなということを自分が感じてしまうのです。

特にオラオラ系の腕白な子供が非常に苦手でしたが、自分の欲求に忠実に行動していることがなんだかうらやましくもありました。

ただ自然の中にいると、自分が解放されているような気分になり、いつも癒してもらっていたので、山を友達のように感じていました。

また幼少期から、言葉では言い表しづらいのですが、普段から目に見えない存在をなんとなく感じることができ、声が聞こえる時もありました。

小学生のころ、おじいちゃんがなくなり、そのお葬式の時に、突然はっきりとおじいちゃんの声で自分の名前が呼ばれるのを聞きました。
しかもめちゃめちゃ大声で^^;
じいちゃん、、そんな大声出さんでもええって、、、

ビクッ!っとなったのですが、横にいた弟には聞こえておらず、聞こえているのは自分だけのようでした。

また小学生の時、数日にわたって集中豪雨があり、ある日の早朝に激しい雷雨に襲われました。

布団に包まって怯えていたのですが、家の近くに雷が2回ほど落ちてものすごい音がしました。

その後にバリバリバリバリと雷の音のような激しい地響きの音がして、ただ事ではないと思った矢先、両親が来て非難するよ!と言いました。

いつも遊んでいた裏山が崩れ落ちたのです。

しかも家の横をかすめていったような感じで、柱が一本折れて、車が一台流された程度で済みました。

家には土砂が流れ込み大変な状態でしたが、かなり大規模な土砂崩れだったので、家に直撃していたとしたら命はなかった事でしょう。

裏山には家のお墓があったのですが、なんとその土砂崩れはお墓をちょうど避けるように発生しており、そのお陰で自宅の被害が最小限に抑えられていました。

実はこの土砂崩れの前日に僕のおばあちゃんがなくなっており、おばあちゃんと先祖が守ってくれたのかなと感じました。

このように、いつも誰かが見守ってくれているような感覚はあり、寝る前には心の中でお礼を言っていました。

中国~高校性の時は、金縛りにあったり、霊を見たり、人間関係などで非常に生き辛さを感じることがありましたが、言っても気持ち悪がられるので、だれにも相談したことはなく、ずっと孤独感を持ち続けていました。

幼い頃から不思議体験を色々してきた私でしたが、大きくなるにつれて、結局のところ、そのような不思議現象もすべて科学で説明できるっしょ!と考えるようになったのです。

高校2年生の時、究極の宇宙の真理があるのではないかと思い、それを追求したいと考えていました。

そして何より分子構造の美しさの虜になり、勉強することが楽しくなっていたのです。DNAの二重らせん構造、自然や生命の中にみられる黄金比やフィボナッチ数列。これらも宇宙の法則によるものだと感じていました。

この世界の真理が知りたいと強く思い、当時の私の考えでは、この世のものはすべて原子でできているから、原子レベルの挙動がわかれば宇宙の真理にたどり着くのではないかと考え、大学に進学して化学の道に進むことを決めました。

それまではたいして勉強してこなかったのですが、宇宙の真理がしりたいという謎のやる気スイッチが入って猛勉強笑。

無事大学に進学することができました。

ここから科学の探求と自分の潜在意識の探求が始まっていくのです。。

【次回予告】

大学に進学して一人暮らしを始めた僕。

化学の勉強を必死でしつつも、老人ホームのおばあちゃんから受けたお告げが忘れられず、突然、自分の潜在意識に興味を持ちだし、潜在能力の開発を始めていくのですが。。。

次回をお楽しみに!

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